2005年05月23日

サターンリターンについて

サターンリターンとは何なのだろうか?本題に入る前にちょっとこの話を聞いて欲しい。
引越し先の近くに大きな公園がある。
以前からジョギングが好きで気分転換によく走っていたのであるが、これまでにないサイズの大きさである。

話はいきなり飛ぶ。太陽系の惑星の軌道は太陽に近いほうから、水星・金星・地球・火星・木星・土星…と続いていく。惑星たちの軌道の広がりをちょっとイメージしてみよう。

さてさてジョギングの話に戻ろう。この走行距離の変化を惑星軌道に例えると、今まで水星あたりの小さな軌道を走っていたのが、巨大な土星の軌道にかわったような感じである。以前は
小さな公園を10周程度、つまり総計約10KMの行程を走っていた。この度の公園は一周10KMほど。走っている距離は同じである。
しかしながら小さい公園(軌道)を10周走るのと巨大な公園(軌道)を一周するのではずいぶんと気分が変わるものだ。

なぜこんな話を出したか。最近サターンリターンについてよく考えるのだ。土星は天の軌道を約29年間もの歳月をかけて12個のサインを旅する。生まれた瞬間のあなたの土星星座がかに座だとすると、その土星が獣帯を一周して再びかに座に帰るまで三十年もかかるのだ。

各惑星が獣帯を一周し終わることには特別な意味があるとされている。太陽が12星座を旅して、元の場所に帰ってくる日、私達はそれを誕生日と呼んで祝いの場をもつ。ひとつ歳をとることを意識して、過去一年間を振り返り次なる一年の目標をたてる人も多いことだろう。

土星誕生日を占星術では、「サターンリターン」と呼び特に重視している。特に心理占星術においては従来凶星とされてきた土星を、ユング心理学における人格の「シャドー」に位置づけて、その意味をプラスに解釈するような動きもあり、土星だけをテーマに一冊の本が書かれているというケースもある。

まあ、難しい話はおいておこう。
土星は天王星が発見される前まで数千年もの間、地球より最も遠い惑星とされていた。また金星や木星等と比べてその光は弱くて不気味。天空を三十年もかけて一巡りすることからも、老成と熟成の星・時間を司る星として認識されていた。占星術が使用されるようになった当時の人間の平均寿命が三十年前後であったということからも、宿命的・試練的に人生についてまわる事柄をイメージさせる。

それは平均寿命が80歳に届こうかという現代人にも該当できる。三十路を前にした人々が、これからの人生になんとなく行き詰まりを感じてしまうのも、偶然ではないだろう。しかし若さの喪失を悲観するような年齢でもない。

巨大な公園を走り終えながらこの三十年を振り返る。ぐるぐると繰り返す同じような日常も、長期的なスパンで眺めてみると山あり谷ありの激動の人生であった。ただ古代の人類に比べて、現代人の人生は次なる三十年に続く。

この三十年で手に入れた知識と経験を元にして「次の三十年に心して望む。」と覚悟を決めれば三十路に突入するのもいい気分だ。サターンリターンは占星術における「厄年」的な位置づけをされているのだが、このように考えれば道も開けるのではないだろうか。
皇帝.jpg


posted by Mikura at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 四柱推命と占星術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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