2005年05月24日

幸せの青い鳥の結末 〜チルチルミチル〜

青い鳥探しの旅を終えて、幸せの御殿から地上へ落ちてしまったチルチルたちは、その後自宅のベッドで目を覚ます。そして父親が捕まえてきた鳥が実は青い鳥であった事を知る。
青い鳥はだれもが心に持ついわば、こころの刀。最初は錆びて切れないただの刀も鍛え続けるうちに、どんどん切れ味も上がり強くしなやかになる。なんの変哲もないただの鳥は、チルチルたちが失敗する度にいろいろな形で彼らの前に現れる。黒くなったり、赤くなったり、逃げたり死んだり…

結局、自分にとっての青い鳥とは、どこか別の世界にあるものでは無く、自分自身の心を研ぎ澄ましたものだけがたどりつくことのできる、一種の境地みたいなものかもしれない。いくら外見で「青い鳥」だと見て取ったところで、「青い鳥」を持つ資格が無い者は決して手にすることができないのだ。逆に青い鳥を持つほどに成長した者は、探さなくても見つけることができるのだろう。

私はかつて、何か偉大なるものを探しに世界を放浪した時期があった。

夢のような恋物語を紡ぎたい
隠された遺跡を探索してみたい
血の踊るような冒険をしてみたい
地の果ての景色を眺め続けてみたい
言葉も通じぬ原住民と交流してみたい


そして運良く、望んでいたそれら全てを一通り経験することができた…が、旅を終えた私は物質として何か特別なものを得たわけではない。一攫千金も遺跡の財宝も持たずに帰った。しかし、どうだろう。この旅を生き抜いたというそれだけで私は満足していたのだ。
自らの心の奥に確信的な自信の核ができていた。

一度、見つけた青い鳥は二度と失うことはない。最後のシーンでチルチルミチルはせっかく見つけた「青い鳥」を逡巡することなく空へ放つ。強きこころを手に入れた彼らには青い鳥は必要なくなったのだ。だからといって、これでおしまいではない。チルチルたちは今もどこかで「金の鳥」や「銀の鳥」を探しているはずだ。青い鳥の捕獲で手に入れた勇気や仲間たちを武器に。

一通りの鳥を探し終えた我は次なる標的を探索中。
次はピンクの象でも探しにいこうかな?


魔術師.jpg
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