扉が開くとすぐにザワザワとした会場が目に飛び込んだ。まず会場費の1000円を支払って、入場しようとするといきなりカメラマンに止められる。
「掲載用の写真を取りますからポーズとって下さい。」
と、有無を言わせぬ強引さ。どうやら宣伝に使われているアーティスト達と同じように白黒写真を取って、どこかに掲載するという主旨らしい。ちょっと意外な展開だったのでかなり動揺してしまい、ニヤッと笑顔で映ってしまった。その直後、ハッと気づく!うわっ。これって「世界の貧困を救うためのムーブメントだろ?三秒に一人の子供が死んでいるって…そんな深刻なテーマなのに、ニヤニヤしててどーすんだよ!」と自分に突っ込んでは見たものの、もう手遅れ。
あの不謹慎な笑顔が掲載されてしまうと思うと恥ずかしくて恥ずかしくて。。。しかしいくら後悔しても意味はない。これは世界の貧困を無くそうという素晴らしいプロジェクトなんだ。この活動の先に、世界から貧困が無くなる未来があるのであれば、笑顔で映っててもそう的外れではない。と自分に言い聞かせて取りあえず納得。このプラス思考にはいつも救われている(笑)
さて、すでに30名近くの人々が入っていた会場はかなり手狭になっていた。関係者の方々も忙しげに準備をしており、その”慣れて無さ”からも、一目でイベント運営の素人の方々だということが理解できる。そこに「ホワイトバンドデーin福岡」開催までの苦労が見え隠れして、関係者の方々の偉大さを垣間見ることができた。何とか福岡でもホワイトバンドデーを実現させようとした、勇気ある人々に尊敬のエールを送りたい気分だった。
帰宅する時に発起人の方の話をお聞かせ頂いたのだが、ここまでこぎつけるのに相当な苦労をされたらしい。はじめは警固公園でのイベントにしようとした。しかし警察署やら市役所の公園管理課(?)などにいろいろ問い合わせた挙句、たらい回しにされた上、結局許可は下りなかった。次にバー「gr8」での開催を掲示板で呼びかけたが、多くの反対や誹謗中傷に合ってとても大変な思いをされたようである。しかし、捨てる神あれば拾う神あり。多くの心ある方々の協力を得て、めでたく当日イベントを迎えることができたのである。
そのうち会場も静まってきて、ホワイトバンドデーin福岡「ほっとかれん世界のまずしさ」がスタートした。まずは司会によるホワイトバンドの要旨説明及びフィルムの見学。ここではいろいろな気づきがあった。例えば、ホワイトバンドに支払われるお金の大部分が当イベントの広告費などに使われているということだった。はじめは「?」と思ったが、このイベントの主旨の説明に至ったときに納得できた。
今までの形態の募金では、集めた募金をそのまま途上国の政府などにあげるという形をとることがほとんど。しかし、北朝鮮に届いた援助物資が政府官僚の手によって闇市へ流されたように、そのような形での募金は本当にそれを必要としている人々の手にわたることはあまりない。また途上国へお金をあげると同時に、その大部分は先進国への借金の返済に当てられてしまうことが多々あるというのである。
だから直接的な名ばかりの資金援助はもういい、と。むしろ恵まれた国に住む人々に対して、このように恵まれない人々の存在を認識させることが必要なんだ、と。なんでも大きなムーブメントを起こすときには、「シンボル」が必要だ。今回はこのホワイトバンドがその役割を果たすのであろう。ホワイトバンドに付きまとう商売臭さがどうしても嫌な人は、諸外国でも当たり前に行われているように、ヒモやらテープやらでも代用して構わない(白ければどんなものでもOK)。
先日の記事にも、さっそくホワイトバンドに否定的な方々からのコメントを頂いた。言いたいことはよくわかる。だが、この事を詐欺だと叫んでいくら批判したとしても、世の中から貧困が無くなることは無い。何故そこまで目の敵にして、細かいところを突こうとするのかが理解できない。
直接的に彼らの元へホワイトバンドによる寄付金が回らないとしても、だ。三秒に一人の子供達が死んでいくという現実を知っていれば、豊かな国に生きる我々の生活も変わっていくかもしれないではないか。エネルギーの浪費や食物の無駄な消費を抑えることができるかもしれないし、ホワイトバンドとは違う募金活動に参加するかもしれない。勢力が大きくなれば、政策さえも変えることが可能だ(ホワイトバンドの究極目標はココにあるらしい。)
ホワイトバンドはきっかけにすぎない…ってことかな。
ちょっと、熱く語りすぎてしまったようだ。ホワイトバンドのテーマの紹介の後には、参加者全員による、世界がもし100人の村だったら
その後はマザートークさんとゴスペル「スプリームスプリーム」のライブがあった。
両者ともにボランティアで出演されていたようだったが、内容はとても素晴らしいものだった。マザートークさんの声は、凛と響き渡るような清々しさで、会場の皆さんを感動させた。「シャイン」という唄の力強いギター旋律はまだ脳裏に焼きついて離れないし、最後に歌った「お母さんは大地(?)」は、その歌詞がとても感動的だった。またスプリームスプリームのゴスペルは、皆さんとても自由で楽しそうに歌っていて、見ているこっちまでウキウキしてきた。元気を与えられた。
司会者の方の話では、音楽には「人をひとつにする力がある」という。このような国境を越えた活動となると言葉が通じにくい分、音楽のような感覚的に理解できるものが本当に必要になってくるのだろう。そういう意味で、ホワイトバンドはとっても分りやすいシンボルだ。主催者の方は今後もこのような形で、福岡初のムーブメントを続けていきたいとお話されていた。私も今回のイベントで、ホワイトバンドの主旨を自分なりに理解できたと思うので、メーリングリストにも参加させて頂き、これからもなんらかの形で関わっていきたいと思った。
以上長文になったが、「ホワイトバンドデーin福岡」のご報告でした。ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました!
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気持ちの持ちようだと思います。
他力本願ならば、そういう風に考えるでしょうが、自分で動くならばきっかけとなる運動です。
それが事実であろうとも、別にボランティアに対する考え方を自分の中で変えていき、最後には自分が何をしたいのか、してあげたいのかを考えてあげればよいと思います。
僕は、友達の子供が今度生まれてくるので、その子が大きくなったときに、自分がいかに幸せであることを認識してほしいためにホワイトバンドKid’sを購入しました。
だから、意味などは人それぞれだと思います。
騙されたと考える人は、この活動そのものの意味を考えているのでしょうし、僕のような思考ならば、別に何も問題ないでしょう。
だから、気にしないでくださいよ。
自分を信じて。
いえいえ。私も偉そうにホワイトバンドを語っていますが、購入したのは数日前でしたから…笑
ホントに賛否両論、ネット上を検索してみると多くのサイトやブログで討議されているようです。賛成派も否定派もお互い自分の考えを押し付けることなく、平和に活動が広がっていけばいいなと思っています。
雅観さん
はじめまして。
「ボランティアに対する考え方を自分の中で変えていき、最後には自分が何をしたいのか、してあげたいのかを考えてあげればよい」
このセリフにシビれました。しかもお友達のお子さんにホワイトバンドをプレゼントするとは、、、センスが光りますね☆
励ましのお言葉、有難うございました!
見てのとおり、特に日頃からボランティアをしてるわけでもなく、特に熱い思いを持ってるわけではなく、ふつーの社会人が企画したドタバタの素人イベントでした。
ただ自分たちにも何かできることはないかという気持ちがすべてのスタートでした。
ご存じのとおり、このWBには賛否両論あります。私も正直に申しますと総論賛成の各論反対の立場です。
今回初めに考えたのは議論も大切ですが、まずやってみようと。言うのは簡単ですが、何かアクションを起こすのは大変です。
あれこれ考えて議論するのは、このイベントが終わってからでもいいのではないかと・・・
世界には、貧困に苦しみ死んでいく子供達がいることは現実です。
ホワイトバンドにこだわる必要はないと思います。ただこのイベントっていうか、アクションもこれで終わりでは意味がありません。
何らかの形で継続していければなぁと思っています。
と同時にこういう問題がなくなり、一日も早くホワイトバンドをはずせる日(時代)が来ることを願ってます。
文章ヘタですみません。一言お礼が言いたくてコメントしました。
こんにちは、来ていただいて感激です。「素人イベント」って記事に書いてしまいましたが(謝)、だからこそ意味があったんだと思います!ステキなイベントをありがとうございました。(そしてムードあるDJプレイも!)
「総論賛成の各論反対」…これ、分るような気がします。全部賛成っていうのも、自分の考えがないということなので、ある意味マズいですもん。
けれど、「まずやってみよう」というのは大成功だったと思います。確実に次なるアクションへの橋渡しはできたと確信できました。これからホント楽しみですよね!
ギャラリーみどりの館のなかむらと申します。
公式ブログが停止しているので
報告巡りをしております(笑)
ほっとけない世界の貧しさ
写真展開催決定。
「ほっとけない」10DAYS@toyotu.福岡(仮)
会期:12/6(火)〜12/11(日)
会場:福岡県京都郡豊津町豊津1406-2
ギャラリーみどりの館
11:00 〜18:00
お問い合わせは
info@midori-yakata2000.comまで
最新情報はコチラ↓
http://blog.livedoor.jp/midorinokaeru/archives/cat_50004956.html
主催:「ほっとけない」10DAYS企画運営委員会
取り合えずご報告まで。