エニアグラムでは9つの性格それぞれに、目指すべきタイプがある。あるタイプの欠点はある別のタイプの良い点を見習う事で補われるという考え方だ。
それぞれのタイプの師匠(グル)は以下の図によって表される。

それぞれの数字(タイプ)から別のタイプへと矢印が走っているのがわかるだろうか。ややこしいのだが、この矢印が始まる点がそのタイプの先生となる人だ。
例えば、タイプ1はタイプ7から矢印が始まっているので、タイプ1の師はタイプ7だということになる。以下、簡単な説明を挙げておこう。
(ひねくれ解釈)
タイプ1:堅苦しく生真面目で面白みの無いヤツ
タイプ2:オセッカイ焼きでうざったいヤツ
タイプ3:自分の成功を目指しひたすら合理的なヤツ
タイプ4:周りに順応することのできない変なヤツ
タイプ5:斜に構えてお利巧ぶった影の薄いヤツ
タイプ6:自分を守ることばかり考えてる保守的なヤツ
タイプ7:何も考えずに行動するパッパラパーなヤツ
タイプ8:気に入らないと癇癪おこす怖いヤツ
タイプ9:何も始めようとしない事なかれ主義なヤツ
(エニアグラムタイプ別グル)
タイプ1:自分や他者に対して極めて抑圧的な彼らは自由でおおらかな精神を身につける必要がある。タイプ7から楽天性を学べば心を柔軟にすることができるだろう。
タイプ2:見返りの無い愛を与えている彼らは、心の奥に隠れた真の動機(見返りを求めている)を見る必要がある。タイプ4から自己の心と触れ合うことの大切さを学び、自分の求める本当の人生を見出そう。
タイプ3:効率を求めすぎる彼らは自己の感情から遊離している。常に思考と感情の葛藤状態にあり保守的なタイプ6から効率一辺倒の世界から逃れ、多くを学ぶことができるだろう。
タイプ4:感傷的で自分の殻に閉じこもる彼らは、自己を厳しく鍛錬して世界との関係を構築していく必要がある。そのためにタイプ1の厳しさを身につけるればよい。
タイプ5:常に思考に遊んでいる彼らは外界へ打ち出る力に欠けている。野性的ともいえるパワーにあふれたタイプ8を見習い、現実世界を生きる行動力をみにつけよう。
タイプ6:心の葛藤に悩まされた挙句、保守的な行動しかできない彼らには内面の調和が必要不可欠。従って、タイプ9の内的弛緩を取り入れることでその葛藤を克服するのがよいだろう。
タイプ7:楽天的すぎる彼らには楽しい計画こそあれ、その計画を熟考し洞察する深みに欠ける。上辺だけを追い求めるのではなく、深い思考を得意とするタイプ5に学ぼう。
タイプ8:支配欲が強くものごとを強引にすすめようとする彼らには愛が必要。自己を省みないほどの愛情あふれたタイプ2の美徳を取り入れるよう努力しよう。
タイプ9:思考においても感情においても弛緩した状態にある彼らには喝が必要かもしれない。強い目的意識を持り、定めた目標に向かって冷静にひた走るタイプ3があなたの師匠だ。
いかがだろうか?
この知恵はあなたのスランプ脱出の手がかりになるはず。また、友達の悩みの相談にも役立つかもしれない。書店で見かけるエニアグラム関連の書籍の多くは、ビジネススキルでいうところの「コーチング」理論を助けるものとして紹介されている。苦手な部下を持つ上司の方、子育てにてこずっているお母さん、またパートナーとうまくいかない方など、日常生活の人間関係の多くの場面で役にたつ知恵が満載のエニアグラム。是非、活用してみてほしい。
posted by Mikura at 18:43|
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